前々回と前回の記事で
・クレジットカードの仕組み
・クレジットカードの必要性
を学びました。
次は、具体的なクレジットカードの選び方です
クレジットカードの種類が多すぎて選べないよ~
大丈夫!カード選びのポイントを押さえたら、実際の選択肢は少ないよ!
大学生のカード選びのポイントは4つだけです。
・高還元率
・年会費無料
・ポイントの使いやすさ
・よく使う店舗やサービス
また、初めてだとネットの情報に踊らされて間違った選び方をしている人も多いです。不安な方は記事の後半で解説しているので知識武装してください。
それでは、詳しく解説していきます。
「もったいぶらずにとっととおすすめカードを教えてくれ!」という人は
こちらの記事へどうぞ↓↓
・初めてのクレジットカードの選び方は?
・大学生がクレジットカードを選ぶポイントは?
・クレジットカードの選び方、これで大丈夫?
大学生のクレジットカード選びのポイント
まず原則として、クレジットカードのメリットを最大限に引き出す方法は、カード支払金額を増やすことです。
しかし、大学生にはこれができません。なぜなら、そもそもの支出額が少ないからです。
そこで、支出が少ない大学生に限定して、クレジットカードを選ぶ時のポイントを解説します。
基本は還元率が高いカードを選ぶ
クレジットカード選びの基本は還元率です!
「還元率」とは、カードの使用金額に対して、返ってくるポイントの割合です。
基本的にはこの還元率が高いカードを選びましょう。
理由は、還元率が高い方がシンプルにお得だからです
具体的には、年会費が無料のカードならば、還元率1.0%以上を選びましょう。
後述しますが、特定店舗(コンビニ、スタバ等)で高還元率では意味がありません。
還元率が高くても、交換先が使いづらいポイントもダメです。
年会費が無料
大学生のうちは年会費無料のカードを選びましょう。
理由は、
・シンプルに年会費は少ない方がいい
・年会費を払っても、特典やサービスで元は取りづらい
からです。
年会費を払って還元率を上げても、損益分岐点を超えられない
年会費を払ってカードの還元率が上がるものもあります。
その場合は、カード支払い金額に損益分岐点が発生します。
損益分岐点(円)=年会費(円)/還元率の差(%)×100
・無料カード:還元率1.0%、年会費無料
・有料カード:還元率1.5%、年会費1万円
の場合
年会費 1万円/還元率の差 0.5%×100=損益分岐点は200万円
つまりこの場合、年間の支払金額が200万円以上ならば有料カードの方がお得になります。
損益分岐点を超えられなければ年会費を払って有料カードを保有するメリットはありません。
大学生だとほとんどの場合、損益分岐点を超えられないので、年会費無料のカードの方が無難です。
年会費を払っても、特典やサービスで元は取りづらい
また、年会費が高いカードほど、特典やサービスも充実しています。
しかし大学生の場合は、年会費に見合うリターンはあまり期待できません。
例えば、空港のラウンジが使えるのは確かに魅力的です。
しかし、空港で自分一人でラウンジを使用する機会が一年に何度ありますか?
年に一度くらいでどうしても利用したいなら、普通にラウンジの料金を支払った方が安くないですか?
特典には期待せず、シンプルに年会費がかからないカードがオススメです。
ポイントの使いやすさ
ポイント還元率が高くても、還元されたポイントが使いづらいと困ります。
還元率が高くても、聞いたことも無いようなポイントで還元され、結果的に使えないじゃ意味ないですよね?
交換ポイントには、Tポイントや、ポンタポイント、dポイント、楽天ポイント…など普段使いしやすいポイントが入っていることを確認しましょう。
よく使う店舗やサービス
自分が普段よく使うお店やサービスのクレジットカード選びのポイントの一つです。
そのお店でサービスが受けられたり、還元率が上がります。
ただ、こちらも大学生だとそもそもの使用金額が低いのであまりリターンは期待できません。
それに、通常の還元率が低くくては意味がないですよ!
定期的に万単位の金額を使用するサービス(家賃や定期券など)のクレジットカードなら検討する余地はあるかもしれません。
大学生がクレジットカードを選ぶときは以上4つのポイントを参考にしながら選んでください
クレジットカードの間違った選び方
「還元率0.5%~2.0%の高還元率!」
「コンビニやスタバで還元率3倍!!」
こんな謳い文句を鵜呑みにして、間違ったクレジットカード選びをしていませんか?
しっかりと知識武装をして、間違ったカード選びをしないようにしましょう!
- 実質還元率が低い
- 高還元率だが、通常還元率が低い
- クレジットカードのお得を追及しすぎる
実質還元率が低い
「実質還元率」とは、還元されたポイントを現金として使用するところまで加味した還元率です。
例えば、楽天カードの場合、ポイント還元率1.0%で、還元された楽天ポイントは1ptで1円使えます。
つまり実質還元率は1.0%です。
一方で、よくおすすめクレジットカードランキングの上位にランキングされている「JCB CARD W」の場合です。
よくランキング上は還元率1.0%~となっています。
ポイント還元率は0.2%でokidokiポイントが貯まります。
このokidokiポイントが実店舗では使えないので別ポイントへの交換が必要です。
この時nanacoポイントに交換すると交換倍率は5倍なので、実質還元率は確かに1.0%です。
しかしPontaポイントに交換すると交換率は3倍なので、実質還元率は0.6%に下がります。
- 楽天カード:楽天ポイント 1.0pt⇒実質還元率 1.0%
- JCB CARD W:nanacoポイント1.0pt⇒実質還元率 1.0%
- JCB CARD W:Pontaポイント 0.6pt⇒実質還元率 0.6%
このように交換先のポイントによっては実質還元率が低くなるカードもあるので注意が必要です。
特定店舗で高還元率だが、通常還元率が低い
「コンビニやスタバで還元率3倍!」みたいなやつです。
特定店舗で還元率が上がること自体は良いことです。
しかし、大抵は通常還元率が低かったり、実質還元率が低いカードが多いです。
これでは本末転倒なので、目先のキャンペーンに惑わされないように気を付けてください。
クレジットカードはシンプルに通常の還元率が高いカードを選びましょう。
「俺は、毎食コンビニ弁当だからお得だぜ!」みたいな人にはお得なカードかもしれませんが、
それはそれで根本から考え直した方がいいでしょう…
クレジットカードのお得を追及しすぎる
クレジットカード選びは沼です。最高効率を求めるとキリがありません。
結構やりがちです(笑)
カード選びにあまり時間を掛け過ぎても、労力に見合ったリターンは得られません。
(還元率0.1%の差は、年間のカード支払い額が100万円あったとしても1000円です…)
80点でOKなので、とりあえず一枚は作っておきましょう。
後は、支払い方法を現金→カード払いに変えるだけで勝手にポイントが貯まります。
まとめ│クレジットカード選びはシンプルに!
- 実質還元率が低い
- 高還元率だが、通常還元率が低い
- クレジットカードのお得を追及しすぎる
大学生のクレジットカード選びはシンプルに!
そして、間違った選び方をしないようにするだけでOKです
クレジットカードの選び方が分かったら、
具体的に大学生向けおすすめのクレジットカードも紹介しています↓↓
コメント