突然ですが、クレジットカードを持っていますか?
持っていないけど、何かいいことあるの?
日本クレジット協会の報告※によると、
大学生の約49%は自分名義のクレジットカードを保有しています。保有していない学生に関しても、6割がクレジットカードを保有したいと考えています。
※一般社団法人 日本クレジット協会「大学生に対するクレジットカードに関するアンケート(令和元年度)」結果報告書
親世代の考え方だと「大学生がクレジットカードを持つ必要はない」かもしれませんが、今は時代が違います。
クレジットカードを持っていないと損をするばかりか、持っていないと困ることもあります。
現代においては、大学生がクレジットカードを持つことは必須であると言えます。
では大学生がクレジットカードを持つとどんなメリット・デメリットがあるのか?解説していきたいと思います!
- 大学生がクレジットカードを持つメリットは?
- クレジットカードって危なくないの?デメリットは?
- クレジットカードって本当に必要なの?
持っていないと損をする?大学生がクレジットカードを持つメリット
クレジットカードを持つことによって受けられるメリットはたくさんあります。
- ポイント還元が受けられる
- 特典・サービスが受けられる
- 時短になる
- 現金を下ろす回数が減る
- 家計管理
- 不衛生な現金に触れなくていい
- ETCカードを発行できる
- クレジットヒストリーが貯まる
ポイント還元が受けられる
クレジットカードで支払うと、支払金額の数%がポイントで還元されます。
還元率はクレジットカードによって異なります。
年会費が無料のクレジットカードで、還元率0.5~1.0%が相場です。
無料カードだと1.0%で高還元率と言われます。
「1%」ということは、10万円使って1000円分の還元…
低くない?
マネーリテラシーの差が出ているね~
投資の世界では、リスクを抑えた債券で利回りが3%程度です。
それと比較したらノーリスクで1%の還元ってものすごいことです!
確かに金額としては少ないかもしれませんがこの数%を取りこぼさないことが大切です。
何より現金だと1円も貰えないものが、カード払いにしただけでもらえることがお得です!月に1000円還元されれば、おいしいランチ一回分にはなりますね!
特典・サービスが受けられる
クレジットカードを持っていると以下のような特典・サービスが受けられます。
- 旅行やショッピングの保険
- 映画館やホテル、レストランの割引
- 空港ラウンジが無料で使える
- コンシェルジュに相談できる
年会費が高くなるほど、ハイレベルの特典・サービスが受けられます。
しかしながら、大学生は特典やサービスの恩恵をあまり受けられません。
- 割引はお店が限られるし、他のサービスの割引を使うこともできます。
- 空港のラウンジを使うには、年会費がかかる有料カードが必要です。
- コンシェルジュに相談するタイミングっていつですか?
役に立つのは、付帯保険ぐらいでしょう。
特典はあくまで特典です。おまけ程度に考えて下さい。
本質は基本の還元率なので、特典に惑わされないように気を付けてください。
時短になる
レジでの支払いをカード払いにすることで、現金での支払いと比べて時短になります。
数秒の差ですが、チリ積もです。わざわざここに時間をかける意味はありませんからね。
無駄は省いてシンプルにいきましょう!
現金を下ろす回数が減る
カード支払いにすれば、ATMで現金を下ろす回数が減ります。
ATM手数料がかからなくなるのはもちろん、ATMでお金を降ろすという無駄な時間も減ります。
毎月ギリギリで生きている大学生にとって、このロスは以外と大きいです。
家計管理が楽になる
カードの使用履歴はスマホから確認できます。
レシートを保管したりするのが嫌いな人は、カード払いを使うと家計管理が便利になります。
また、マネーフォワードなどの家計管理システムと連携すれば自動で家計簿をつけてくれます。
不衛生な現金に触れなくていい
お金って汚いです。(マインドの話ではなく、衛生的な話です)
「紙幣1枚に平均2万6000個の細菌が付着している」とも言われています。
クレジットなどキャッシュレス決済にすることでお金に触れずに済むようになります。
気にするほどか?と問われると
現金社会で生きていけなくなってしまうのでそこまで気にする必要はありません。
ただ、触らないに越したことはありません。
ETCカードを発行できる
クレジットカードを持つと、ETCカードを発行できます。
高速道路に乗る時にETCカードって便利でお得ですよね。
実家暮らしや地方の暮らしで車持ちの大学生の場合は、ETCカードを発行するためにクレジットカーが必要です。
クレジットヒストリーが貯まる
クレジットヒストリー(クレヒス)とは、クレジットカードやローンなどの支払いの状況(延滞等を含む)などの信用情報です。
普通にカード払いをして、支払いに遅延などがなければ良好なクレヒスが貯まります。
良いクレヒスが貯まっていると、将来ハイクラスのカードの申込審査時やローンを組む時などにプラスになります。
逆に、支払いの遅延などがあると悪いクレヒスが貯まります。信用情報が悪くなってしまうので、口座残高不足などによる遅延が無いように気をつけてください。
クレジットカードを持っていないと困ることもある
クレジットカードを持っていないと、「損をする」くらいならまだいいのですが、困る場合もあります。
ネットショッピングができない
ネットショッピングなどでネット決済をする時は、カード決済が基本です。
クレジットカードが無いと、ネットショッピングができません。
PayPayなどのキャッシュレス決済はまだ一部しか使えません。
コンビニやATMでの振り込みもありますが、手数料と労力がもったいないです。
実際には、実店舗よりネット決済の方がクレジットカードを使用する機会は多いかもしれません。
留学や海外旅行での支払い
大学生の場合、海外留学や長期休みに海外旅行に行く機会が多いです。
海外での支払いでも、クレジットカードは便利です。
海外で多額の現金を持ち歩く必要も無いですし、換金の必要もありません。
実質的には、海外に行くのにクレジットカードは必須です。
デメリット│正しい使い方をしないと損をする
便利でお得なクレジットカードですが、使用には注意も必要です。
ほらね、クレジットカードってやっぱり危ないんでしょ?
過度な心配は必要ありません。
結論から言うと、ほとんどの不安は、上限額の設定さえしておけば問題ないです。
口座残高以上に使い過ぎる
『口座の残高以上にクレジットカードを使用して、支払いができない』
よく聞くクレジットカードの失敗談です。
しかしこの失敗は、クレジットカードが問題では無くて、家計管理ができていないことがそもそもの問題です。
クレジットカード云々の以前に家計簿をつけるところから始めてみましょう
面倒だったら、むしろクレジットカードと家計簿アプリを紐づけて手抜き自動家計簿から始めてみましょう!
もし使い過ぎが心配ならば、使用できる上限金額を低めに設定しておきましょう。
リボ払いはダメ!絶対!
リボ払いは高金利の借金です。
クレジットカードで買い物をした場合、支払い方法はいくつかあります。
- 一括払い:支払った金額を翌月そのまま支払う。基本の支払い方法。
- 分割払い:支払った金額を定められた回数に分けて支払う。手数料がかかる。
- リボ払い:支払った金額を何回かに分けて、定額で支払う。手数料がかかる。
- キャッシング(カードローン):カードを使って、現金を借りられる。手数料がかかる。
要するに「一括払い」以外は借金です。
(※厳密には、「一括払い」も借金ですが、利子がかからない短期の借金なので問題ありません。)
クレジットが怖いと言われる理由がここです。リボ払いやキャッシングを原因に借金地獄に落ちてしまう人がいるからです。リボ払いやキャッシングを借金と認識していないと高額な手数料を払わされ続けることになります。
リボ払いやキャッシングの手数料は闇○と同じ、と考えた方がいいよ…
「分割払い」の中でも「2回払い」だけは手数料がかからないことが多いです。しかし支払い能力を超えた買い物は借金の始まりです。一括払い以外は絶対にしないようにして下さい!
「お支払いは…?」
「(食い気味に)一括で!」
クレジットカードによる借金はちゃんと知識を身に付けておけば、未然に防げます。
もし心配ならば、リボ払いの上限金額をゼロに設定しておきましょう。これでリボ払いは使えません。
むしろ「一括払い」以外は不要、上限金額は全部ゼロにしてもいいくらいです。
大切なことなので最後にもう一度言います。
リボ払いは高金利の借金です!
絶対に使わないようにしてください。
まとめ│大学生でもクレジットカードを持つメリットはたくさん
大学生がクレジットカードを持つメリット・デメリットのまとめです
- ポイント還元が受けられる
- 特典・サービスが受けられる
- 時短になる
- 現金を下ろす回数が減る
- 家計管理
- 不衛生な現金に触れなくていい
- ETCカードを発行できる
- クレジットヒストリーが貯まる
- ネットショッピングができない
- 留学や海外旅行での支払い
- 口座残高以上に使い過ぎる
- リボ払いで高金利の借金をしてしまう
大学生でもクレジットカードを持つメリットは大いにあると言えます。
一方で、クレジットカードのデメリットもしっかりと知識を付けて対策していれば、過度な不安は必要はありません。
クレジットカードは金持ち大学生にとって必須ツールであることは間違いありません!
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